円形脱毛症とアトピーの関係についてご紹介したいと思います。円形脱毛症は、誰にでも発症する可能性のある病気なのですが、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患を持っている人と一般の人を比べてみると、アレルギー疾患を持っている人のほうが、円形脱毛症がより多く発症しているといわれています。それは、どうしてなのでしょうか?
アトピーの原因としては、体質的なものと環境的なものの両方が影響を及ぼしていると考えられています。免疫が自分の体を敵と間違って攻撃するといった、いわゆる免疫異常「自己免疫疾患」が、アトピーや円形脱毛症の原因の一つだとされているようです。アレルギーが原因の円形脱毛症かを判別する方法として、まずは自分がアレルギー体質かどうかを病院や市販のキットで検査を行ってみてはいかがでしょうか。
「自己免疫疾患」とは、免疫機能に異常が生じてしまい自分の体を異物とみなしてしまうため攻撃をしてしまうことです。普通では、リンパ球は、血液中に存在していますので扁桃炎や肝炎といった炎症部位に集まって炎症を鎮めようとしています。円形脱毛症の原因が「自己免疫疾患」の場合には、リンパ球は毛の根元へと集まってくるそうです。
円形脱毛症ってご存知のかたも少なくはないですよね。円形脱毛症は円形や楕円形の輪郭のはっきりした脱毛が起こってしまい、拡大していくことをいいます。これは自覚症状が無いことがほとんどで、周りにいる人間が先に気付いて、初めて本人が気付く場合もあります。円形脱毛症には種類があります。大きく分ければ5つに分類されます。まずは単発型円形脱毛症です。
それから多発型円形脱毛症です。これは頭髪の数箇所で同時に脱毛が多発的に起こります。2つ以上の脱毛部分が結合し、大きくなることがあります。一度治ったとしても繰り返す可能性がありますが、適切な治療が行われれば、半年から2年ほどで完治する場合もあるといわれています。3つ目は多発融合型円形脱毛症です。女性に多いといわれる「びまん性脱毛症」と小児に多いといわれる「蛇行性脱毛症」に分かれています。
4つ目は全頭円形脱毛症で数箇所で脱毛していた部分が、だんだんと結合し、最終的には頭髪が全て抜けてしまう症状です。治りが悪く、治療には長い期間が必要となります。最後に汎発性円形脱毛症です。これは円形脱毛症の中で、もっとも重い症状です。頭髪以外にも、眉毛やまつ毛、ひげ、わき毛、陰毛、その他全身の毛が抜けてしまいます。円形脱毛症の発症率は、男性よりも女性の方が高いといわれており子供にも発症することもあります。