円形脱毛症は、誰にでも発症する可能性がある病気だとされています。円形脱毛症の場合、自覚症状の無いことが多いためある日突然、頭にコインくらいの大きさのハゲがあることに気づいてしまいます。円形脱毛症とは、円形の境目がはっきりした脱毛斑が発生してしまいだんだんと拡大していく症状を指しています。一般的にいうと「10円ハゲ」などと呼ばれることもあって10円玉くらいの大きさで頭髪が抜けると思われています。
しかし円形脱毛症の症状は実にさまざなのです。円形の脱毛巣がひとつできるケースもありますし、頭髪全体が抜けてしまうケースもあります。さらには眉毛やまつ毛、陰毛や体毛など、全身の毛が抜けてしまうといったケースもあります。円形脱毛症は、脱毛に勢いがありますし部分的に急にまとめて抜けしまうといった特徴をもっています。髪の毛が正常に成長していたのにもかかわらず、急に抜けてしまうという点が他にある脱毛症との違う点です。
円形脱毛症が疑われる場合には、脱毛巣周囲の毛をすこし軽めにひっぱってみてください。もし、毛が数本でも抜けるようなときには円形脱毛症の症状が進行中だといえるでしょう。また脱毛しているところの皮膚は、周りにある皮膚よりもへこんだ状態になっているかもしれません。場合によっては軽い発赤を伴うこともあるようです。円形脱毛症の進行がストップすると数カ月たってから軟らかい毛が生えはじめてきます。その後には硬い毛がよみがえってくることが多いとされています。
円形脱毛症のPUVA療法についてご紹介します。病院において円形脱毛症の治療は色々と用意されています。脱毛した部分に紫外線を照射するPUVA療法もそのひとつになります。また、脱毛した部分に液体窒素をスプレーで吹きつける方法もありますし、液体窒素をひたした綿棒を接触させるといった、液体窒素凍結治療というものもあります。
こういったさまざまな治療方法を用いても円形脱毛症がなかなか治らない場合は、副腎皮質ホルモン剤を脱毛した部分に直接注射するという方法も病院によってはとられています。脱毛した部分が広範囲なケースの場合は、副腎皮質ホルモン剤の内服治療がとられています。円形脱毛症は自然に治癒することが多いといわれています。
しかし、円形脱毛症が長期間にわたって治らなかったり、脱毛した部分が広がってしまい全頭型や汎発型になるようなケースもありますので、もしも円形脱毛症になっていると気づいたら、早めに皮膚科のある病院を訪ねるようにしたほうがよいでしょう。円形脱毛症に限らず病気は早期に発見して治療をすることが大切です。