頭に円形の脱毛部分などを見つけた場合、まずは、皮膚科の病院に行くことをおすすめします。頭部に10円玉大の脱毛があったり、頭髪が全体的に薄くなってしまった場合、円形脱毛症であるという確証はありません。また、原因が何なのかもわかりません。
自己判断で、原因はストレスと考え、心療内科を受診したり、いつか治るだろうと、自然に治るのを待っていると、逆に症状が悪化する可能性があります。円形脱毛症は、本人が気付かないうちに、発症し、周りの人に指摘されて気がつくことや、気付かないうちに発症し、気付かないまま自然治癒してしまうこともあります。
ストレスが原因の場合、病院での治療を受けていなくても、ストレスを軽減または抹消することで、6ヶ月くらいで自然に治るといわれています。しかし、円形脱毛症の原因はストレスだけではありません。発症のしかたによっては、他の原因や病気も考えられます。勝手な自己判断は避け、頭部に脱毛が出てきたら、皮膚科の専門医のいる病院を受診しましょう。
【一口メモ】
円形脱毛症を治す方法には、皮膚科などの医療機関で行われる方法以外には、「鍼灸」、「漢方薬」などがあります。「鍼灸」での円形脱毛症の治療は、WHO(世界保健機構)で効果のある治療法として認められています。梅鼻鍼、糸状灸、閻三鍼という発毛に効果があるといわれるツボに鍼を施します。「漢方薬」も、円形脱毛症に効果的とされています。漢方は、その人の症状や体調、体質などに合わせて、処方は様々です。漢方薬を処方してくれる病院もあります。
円形脱毛症のPUVA療法についてご紹介します。病院において円形脱毛症の治療は色々と用意されています。脱毛した部分に紫外線を照射するPUVA療法もそのひとつになります。また、脱毛した部分に液体窒素をスプレーで吹きつける方法もありますし、液体窒素をひたした綿棒を接触させるといった、液体窒素凍結治療というものもあります。
こういったさまざまな治療方法を用いても円形脱毛症がなかなか治らない場合は、副腎皮質ホルモン剤を脱毛した部分に直接注射するという方法も病院によってはとられています。脱毛した部分が広範囲なケースの場合は、副腎皮質ホルモン剤の内服治療がとられています。円形脱毛症は自然に治癒することが多いといわれています。
しかし、円形脱毛症が長期間にわたって治らなかったり、脱毛した部分が広がってしまい全頭型や汎発型になるようなケースもありますので、もしも円形脱毛症になっていると気づいたら、早めに皮膚科のある病院を訪ねるようにしたほうがよいでしょう。円形脱毛症に限らず病気は早期に発見して治療をすることが大切です。