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円形脱毛症体験談⑤

私が、円形脱毛症を発症したのは、小学校低学年の頃です。私自身は、脱毛していることに気付かず、ある時、母親に言われて初めて気付きました。脱毛した部分は、他人からは分かりづらい場所だったので、気にすることはありませんでした。周りのクラスメイトも気付くことはなく、いつのまにか、脱毛は治っていました。

しかし、小学校高学年の時に、再び脱毛が始まりました。はじめは、左と右に小さい脱毛部分ができました。とても気になって、何度も触ったり、学校のトイレの鏡で見たりしていました。すると、どんどん広がって行き、最終的には、頭の髪の毛が全て抜け落ちてしまいました。母と一緒に近所の皮膚科へ行き、円形脱毛症と診断されました。病院でかつらメーカーの紹介を受け、そこで、オーダーメイドのカツラを作りました。

僕は、かつらをつけてから、かつらがばれないように気を使い、かつらがずれないように気をつけ、その結果、存在の薄い少年になってしまいました。友達ができることもなく、中学校までは、辛い毎日でした。

高校に進学する時に、自分を変えようと、地元ではなく、登下校に1時間以上かかる高校に通うことにしました。なんとか、友達ができましたが、円形脱毛症であることを言うことはできませんでした。大学では、病気のことを言ったことで、親友ができなく、悩みました。サーフィンに興味がありましたが、円形脱毛症のことを考えると、始める勇気はありませんでした。

自分はどうして、こんなに辛い人生を歩んでいるんだろうと、精神的に限界を感じていたとき、円形脱毛症患者のための会があることを知りました。自分と同じ境遇の人達は、どんな気持ちで、どんな生活を送っているのか気になり、思い切って参加してみました。

会員のみんなは、自分と同じ円形脱毛症なのですが、明るく前向きな人がたくさんおり、自分だけが辛いと思っていたことが、恥ずかしくなりました。会員のみんなと話をしていくうちに、勇気が湧いてきました。

私は、高校時代からの友人に、自分の病気のことを話し、かつらを脱ぎ、スキンヘッドを見せました。驚いたようですが、なんとなく分かっていたそうです。友人は「正直に話してくれてありがとう」と言ってくれ、私は、うれしさと申し訳なさでいっぱいになりました。今では、その友人が親友です。自分が変われば、周りも変わるということを知りました。

円形脱毛症の原因と治療ガイド 新着情報

円形脱毛症のPUVA療法についてご紹介します。病院において円形脱毛症の治療は色々と用意されています。脱毛した部分に紫外線を照射するPUVA療法もそのひとつになります。また、脱毛した部分に液体窒素をスプレーで吹きつける方法もありますし、液体窒素をひたした綿棒を接触させるといった、液体窒素凍結治療というものもあります。

こういったさまざまな治療方法を用いても円形脱毛症がなかなか治らない場合は、副腎皮質ホルモン剤を脱毛した部分に直接注射するという方法も病院によってはとられています。脱毛した部分が広範囲なケースの場合は、副腎皮質ホルモン剤の内服治療がとられています。円形脱毛症は自然に治癒することが多いといわれています。

しかし、円形脱毛症が長期間にわたって治らなかったり、脱毛した部分が広がってしまい全頭型や汎発型になるようなケースもありますので、もしも円形脱毛症になっていると気づいたら、早めに皮膚科のある病院を訪ねるようにしたほうがよいでしょう。円形脱毛症に限らず病気は早期に発見して治療をすることが大切です。