円形脱毛症体験談A

私には、3人の子どもがいます。長男は4歳の時に円形脱毛症になりました。長男が4歳のとき、次男は2歳、そして、産まれたばかりの娘がいました。私は娘の世話に忙しく、2歳の息子は、まだ甘え盛りで、娘を抱きかかえている私の後についてまわり、私は育児に奮闘していました。

 

4歳の長男は、そんな私を見て、子どもなりに気を使ってくれたようで、弟を連れて一緒に遊んだり、私に甘えることもなく、「やっぱりお兄ちゃんだな〜」と感心していました。

 

長男と次男は、保育園に入っているのですが、保育園の先生からの連絡で、長男の頭にハゲができている事を知りました。長男と次男は坊主刈りにしているので、ハゲができれば、すぐに気付くはずなのですが、育児に忙しかった私は、気付くことができませんでした。

 

子どもの異変に気付くことができなかった、不甲斐無さを胸に、近所の皮膚科を受診しました。診断は円形脱毛症でした。原因を聞くと、ストレスが原因ならば、今から3〜4ヶ月前に、何か精神的なショックや、環境の変化があるとのこと。娘は生後3ヶ月。娘が産まれて、育児に追われ、長男に寂しい思いをさせていたのかもしれません。お兄ちゃんに成長したのではなく、成長せざるを得なかったのです。本当は、甘えたかったのかもしれません。

 

ストレスが円形脱毛症の原因の場合、その原因が無くなるまたは、軽減されれば、脱毛症も改善していくということなので、娘や次男だけではなく、長男にもなるべくかまうように、安心して甘えられるように、環境を改善していきました。

 

今は、薄くではありますが、髪の毛が生えてきています。このまま髪の毛が生えそろってくれることを願うばかりです。そして、これからも、3人全員に同じだけ、愛情と安心を与えて行きたいと思っています。

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