髪の毛には「ヘアサイクル」があります。髪の毛が造られて抜け落ちるまでのことをいい、毛周期とも呼ばれます。ヘアサイクルは、男性で約3~5年、女性で約4~6年がひとつの周期といわれており、「生長期」→「退行期」→「休止期」→脱毛を繰り返します。
生長期とは、毛根部の根元にある毛母細胞が活発に細胞分裂を繰り返し、髪の毛を造っている時期です。初期・中期・後期生長期にわかれています。ヘアサイクルのほとんどは生長期で占められます。
退行期とは、毛母細胞の活動スピードが落ち、髪の毛を造る量が減少する時期です。色素細胞はメラニンの合成を中止し、細胞がやせていきます。退行期は約2週間ほど続き、その後、休止期へと移行します。髪の毛の生長活動が停止し始めるため、毛根は萎縮していきます。通常の抜毛はこの時期に起こります。
休止期は、髪の毛の生長が完全に止まる時期です。毛母細胞は細胞分裂を完全に停止し、毛根も萎縮しています。退行期で抜けなかった髪の毛は、髪の毛をとかすなどの簡単な衝撃で抜毛となります。休止期は約3ヶ月の期間があり、髪の毛が抜け落ちると、少しの間休止し、新しい髪の毛が生える準備が始まります。
日本人の髪の毛の本数は、平均約10万本といわれています。また、正常な抜毛でも1日50本から70本ほどが抜け落ち、また、新たに同じくらいの髪の毛が生えおり、髪の毛は毎日必ず抜けるものなのです。
脱毛症といわれる状態は、1日あたりの抜毛が100本以上ある状態のことをいいます。髪の毛の寿命で自然に抜ける髪の毛の他に、ストレスや疲労、偏食、喫煙などの原因により、新しく生え変わる髪の毛よりも、抜け落ちる髪の毛の量が多くなると、薄毛や脱毛症になってしまいます。
円形脱毛症の治療は皮膚科でおこないましょう。円形脱毛症の症状はひとそれぞれ違います。10円玉くらいの円形の部分が1ヵ所ある場合もありますし、全体に薄くなっているという症状が見られる場合もあります。円形脱毛症になってしまった場合に何科を受診したらよいのか迷うこともあるかmそいれませんよね。その原因が、ストレスからくるものなのか、病気からくるものかは個人ではわかりませんよね。
円形脱毛症のような症状ではあるけれども、全頭脱毛症に進行しているとも考えられるのです。自己判断で、ストレスが原因と決めつけてしまい、心療内科を受診したり、病院へ行かないで自然治癒を期待するだけでは、円形脱毛症がますます悪化してしまう可能性があります。最近では、円形脱毛症は自己免疫が原因とも考えられています。それははっきりとしたストレスのない人にも発症するケースがあるのです。
ストレスによって発症した円形脱毛症の場合には、病院での治療を受けなくても、ほとんどは6ヶ月程で自然に治癒するといわれています。そのため円形脱毛症になったからといって、誰しもすぐに病院にいくわけではありません。自分や周りの人を含めて「たかが円形脱毛症」などというような形でとらえられている場合も多いということが事実です。
ただし、原因がストレスではない場合には、通常の円形脱毛症では内臓の病気との関連はないのですが、頭部全体に症状がみられる場合には、ホルモン異常などの病気が隠れている可能性もあります。勝手に自己診断を行わないで、まずは皮膚科専門医のいる医療機関や皮膚科を標榜している開業医や病院の皮膚科などを受診されるのをお勧めします。