ウィッグやかつらの着用

円形脱毛症は、半年や1年ほどで自然治癒する場合もありますが、逆に、なかなか改善しなかったり、脱毛が繰り返し起きる場合もあります。また、脱毛部分が部分的であって、髪の毛がある程度の長さがあれば、隠すことができますが、脱毛部分が広範囲であったり、脱毛した場所によっては、隠すことが難しくなることがあります。

 

他人の目が気になり、外出することや人目にふれることが苦痛と感じる人もいるでしょう。ウィッグ・かつらは、精神的苦痛から開放される方法として、有効な手段です。着けることに抵抗を感じる人もいますが、おしゃれと割り切ってつけてみてはどうでしょうか?

 

ウィッグには、頭部全体用のフルウィッグと、部分用があります。どちらも、人口毛と人毛があり、価格は数千円から数十万円までさまざまです。人毛で地毛に近い色はナチュラルに見えますが、アクセサリー感覚で人口毛を使用することもおすすめです。

 

円形脱毛症の他にも、抗がん剤治療、交通事故ややけど等での損傷などで髪の毛が脱毛した場合にも、ウィッグはよく利用されています。これらの目的で作られたウィッグを、医療用ウィッグ・かつらと呼んでいます。

 

病院によっては、ウィッグ・かつらの会社と提携し、安心して購入できる環境を整えているところもあります。購入する場合は、事前にカウンセリングを受け、医療用ウィッグ・かつらの選び方や、試用期間の有無と長さなど、きちんと説明を受けることが大切です。

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