円形脱毛症の原因は、医学的には、はっきりとはわかっていません。考えられる原因としては、
●精神的ストレス
●自己免疫疾患
●遺伝的要素
●内分泌異常
などがあげられます。
精神的ストレスについては、ストレスが直接の原因になることは考えにくいといわれていますが、精神的にストレスを感じることで、ホルモンバランスが崩れてしまったり、血管収縮により、血流が悪くなり円形脱毛症を引き起こす要因となる場合があります。
自己免疫疾患は、最も有力な原因説といわれています。自己免疫疾患とは、免疫機能に何らかの異常が生じ、自分の身体の一部分を異物と勘違いし、攻撃してしまうことです。毛髪や毛乳頭にある毛母細胞を異物とみなし、攻撃することで、脱毛が起こるとされており、ストレスが誘因となっている場合があります。
遺伝的要因は、家族内での円形脱毛症の発症が約3割あることや、一卵性双生児では、両者が発症する確率が高いのに対し、二卵性双生児の場合は、片方だけが発症することから、円形脱毛症には遺伝的要因が関係することは確実とみられています。
円形脱毛症の原因には、いろいろな説があり、これらの他にも、自律神経異常や末梢神経異常などが考えられています。また、ストレスが原因や誘因のひとつであった場合、円形脱毛になった約3ヶ月前に受けたストレスはないか、環境の変化はなかったか見直す必要があり、ストレス以外にも原因があるかどうか考えるために、一度身体をしっかりと休めてみましょう。
円形脱毛症のPUVA療法についてご紹介します。病院において円形脱毛症の治療は色々と用意されています。脱毛した部分に紫外線を照射するPUVA療法もそのひとつになります。また、脱毛した部分に液体窒素をスプレーで吹きつける方法もありますし、液体窒素をひたした綿棒を接触させるといった、液体窒素凍結治療というものもあります。
こういったさまざまな治療方法を用いても円形脱毛症がなかなか治らない場合は、副腎皮質ホルモン剤を脱毛した部分に直接注射するという方法も病院によってはとられています。脱毛した部分が広範囲なケースの場合は、副腎皮質ホルモン剤の内服治療がとられています。円形脱毛症は自然に治癒することが多いといわれています。
しかし、円形脱毛症が長期間にわたって治らなかったり、脱毛した部分が広がってしまい全頭型や汎発型になるようなケースもありますので、もしも円形脱毛症になっていると気づいたら、早めに皮膚科のある病院を訪ねるようにしたほうがよいでしょう。円形脱毛症に限らず病気は早期に発見して治療をすることが大切です。